なんとか代償金を値切ろうとしてくる相手に対し、根拠に基づいて説得し、合理的な金額の代償金を支払わせた事例

ご相談の内容

母が亡くなり、現在、兄と遺産分割協議をしています。兄は居住している実家不動産を取得しようとしていますが、不動産の評価額に差があり、代償金の金額が決まりません。これ以上自分で交渉することが難しいので、代理人として、遺産分割協議をしてもらえないでしょうか。

当事務所の対応と結果

STEP

受任後、追加で不動産の査定書を取得しました。そして、根拠に基づいて合理的な代償金の金額を提示しつつ、支払いが難しい場合は売却になると説明しました。

STEP

相手は、共有にすることを提案してきたり、情に訴えたり、あの手この手を使って代償金を値切ろうとしてきました。

STEP

しかし、すべて合理的に反論し、根拠のない値切りには応じなかったため、相手も諦めました。最終的に、こちらも分割払いを認めることで、合理的な金額の代償金を支払わせました。

解決のポイント

不動産業者の簡易査定書は、業者によって幅があるため、意見の相違が生じる場合が多いです。そのため、複数の査定書を取得し、合理的な金額として説明できるようにしました。

客観的な資料と法的な根拠に基づいて合理的に説明したこと、支払期限については柔軟に対応したことが解決のポイントとなりました。