相続問題の解決法– 弁護士コラム –
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手書きで遺言書を作るメリットとデメリットは?自分でできる簡単で正しい書き方も解説
遺言書は相続手続きをスムーズに進めるとても有効な手段ですが、手書きの遺言書だと不安に思う方もおられます。しかし、公正証書遺言は、公証役場で作成しますので、気軽に作れるものではありません。それぞれのメリットとデメリットを正しく理解し、自分... -
アパートの賃料を独り占めしている相続人に何か請求できる?
遺産分割前の賃貸不動産は相続人全員が共同所有する 遺言がない場合、遺産分割前の遺産は相続人が共同で所有する状態になり、これを「遺産共有」といいます。 遺産分割の話し合いがまとまらないと、亡くなった方の遺産は、相続人全員で遺産共有、つまり、... -
嫁の介護も寄与分になる?新設された「特別寄与制度」とは?
相続法改正により新設された「特別寄与制度」とは? 被相続人(亡くなった人)に対する貢献が寄与分になることはよく知られています。しかし、寄与行為の主体となるのは相続人であり、いわゆる「長男の嫁」の貢献は、原則として、寄与分では考慮されません... -
3か月以内なのに相続放棄できない?「単純承認」の落とし穴と注意点を解説
相続放棄の熟慮期間は3か月ですが、相続財産を「処分」すると「単純承認」したとみなされ、3か月以内でも相続放棄できなくなります。そのため、相続放棄を検討しているときは、相続財産を「処分」しないよう注意する必要があります。相続に特化した弁護... -
親の借金を相続したくない!相続放棄のやり方と注意点を弁護士が解説
「親が多額の借金を残したまま亡くなったが、相続したくない。相続放棄はどうやってしたらいいのか・・・」「親が事業をしており、もっと負債や連帯保証があるかもしれない。まだ相続放棄の判断ができないときはどうしたらいいのか・・・」 今、あなたもこ... -
「特別縁故者」が遺産をもらう方法は?
相続人でなくとも「特別縁故者」なら遺産をもらえる 相続人がいない場合、遺産を相続する人がいないため、国が取得します(民法959条)。 しかし、相続人がいないからといって、直ちに国が遺産を取得するわけではありません。相続人と特別の縁故関係にあっ... -
相続人がいないときに選任する「相続財産管理人」とは?
相続財産管理人とは? 相続人がいない場合(いるか分からない場合も)、遺産を引き継ぐ人がいないため、その遺産はいわば宙に浮いた状態になります。たとえば、相続人がいないのに自宅が残っていた場合、誰も処分できないまま空き家だけが残されることにな... -
相続人が認知症の場合、遺産分割はどうする?成年後見の手続と費用を解説
「相続人の一人が認知症だけど、相続で凍結された預金をどうやって解約したらいいのか・・・」「認知症の相続人に成年後見人をつける必要があるが、手続きや費用がよく分からない・・・」 今、あなたもこのように悩んでいませんか?認知症の相続人の成年後... -
「特別受益証明書」には要注意!相続放棄との違いやデメリットを解説
「相続放棄をしようと思っているけど、他の相続人から送られてきた特別受益証明書という書類。これで相続放棄になるの?」「特別受益証明書は相続放棄と同じだと言われたけど、そのままサインしても大丈夫なのだろうか・・・」 今、あなたもこのように悩ん...