相続問題の解決法– 弁護士コラム –
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【初心者向け】遺留分の計算方法|簡単3ステップで分かる計算式と具体例
「遺言書の内容を見たら、自分の相続分が予想よりずっと少なかった」「他の兄弟ばかりに生前贈与があったみたいだけど、自分の取り分はどうなるのだろう…」 相続に直面したとき、このような疑問や不安を感じる方は少なくありません。特に、故人が遺した財... -
遺留分を請求できる?手続きは?弁護士が答える基本知識と手続きの流れ
「遺言書の内容が、どうも納得いかない…」「他の相続人と比べて、自分の取り分が極端に少ない気がする…」 大切なご家族が遺してくれた財産。円満に相続したいと願っていても、遺産の分け方をめぐって、時には疑問や不公平感を抱いてしまうことがあるかもし... -
新しくなった遺留分の制度と注意点
2018年の相続法改正 2018年7月6日、「民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律」が成立し、約40年ぶりに相続法が大改正されました。 従来、遺留分減殺請求だった遺留分の制度も大幅に変わり、「遺留分侵害額請求」という制度になりました。請求する内... -
兄弟からの「過大な寄与分」の請求に反論する方法
過大な寄与分請求には理屈で反論することが大事 親の介護をしていた兄弟が、当然のように多くの遺産を相続しようとすることがあります。ときには、他の兄弟に100万円程度を渡し、それで相続を終わらせようとします。 しかし、その分け方はおかしいとた... -
親の介護を「寄与分」にして相続分を増やす方法
法定相続分は「法律どおりの分け方」ではない 遺産分割の話し合いで、法律どおりの分け方で分けたいという希望が出ることがよくあります。大抵、ここでいう「法律どおりの分け方」とは、〇分の1という法定相続分で分けることを意味しています。 しかし、... -
相続で凍結された預金口座から払い戻す方法は?
被相続人名義の預金口座は勝手に引き出せない 相続が開始すると、被相続人名義の預金は相続人同士で共有する(最大決平成28年12月19日)ことになりますので、相続人の一人が勝手に引き出していいわけではありません。預金を払い戻すためには、原則と... -
【特別受益の持ち戻し免除】で反論し、生前贈与をなかったことにする方法
被相続人から生前贈与をもらっていた場合、他の相続人から特別受益の持ち戻しを主張されることがあります。たしかに、原則としては、生前贈与は特別受益になり、遺産分割における相続分は減ります。しかし、【特別受益の持ち戻し免除の意思表示】があれば... -
特別受益にならない人がいる?孫や代襲相続人の場合は?
特別受益になるのは共同相続人のみ 他の相続人の中に、被相続人(亡くなった人)から生前贈与を受けている人がいた場合、同じ相続分を受けると不公平になります。そのため、法律は、そのような不公平を修正する制度を用意しています。 相続分の前渡しとい... -
代襲相続の範囲はどこまで?兄弟や養子の場合は?
代襲相続とは? 親が亡くなると、子が相続人となります(民法887条1項)。しかし、子が親よりも先に亡くなったり、相続欠格や廃除により相続権を失ったりした場合、相続開始時、その子は相続人ではないことになります。本来その子が相続するはずだった...