判例データベース– category –
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共同相続人が他の相続人の存在を知りながら単独名義で登記した場合、相続回復請求権の消滅時効は援用できないとした事例(最高裁昭和53年12月20日判決)
この記事のポイント 争点:共同相続人の間で相続財産の回復を求める請求に、民法884条の消滅時効は適用されるか? 結論:最高裁は、民法884条は共同相続人間にも原則として適用されるが、他の共同相続人の存在を知りながら自己の持分を超える部分を占有管... -
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金銭の特別受益は「贈与時の貨幣価値」で評価すべきとした事例(最高裁昭和51年3月18日判決)
この記事のポイント 争点:数十年前に贈与された金銭を遺留分算定に組み入れる際、贈与時の金額のままでよいのか、それとも相続開始時の貨幣価値に換算すべきか? 結論:最高裁は、贈与時の金額を相続開始時の貨幣価値に換算して評価すべきと判断した。 換... -
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遺産の共有持分を譲り受けた第三者は「共有物分割訴訟」で解決すべきとした事例(最高裁昭和50年11月7日判決)
この記事のポイント 争点:遺産の共有持分を譲り受けた第三者は、共有関係を解消するためにどの裁判手続をとるべきか? 結論:最高裁は、第三者がとるべき手続は「遺産分割審判」ではなく「共有物分割訴訟(民法258条)」であると判断した。 ポイント:遺... -
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保険金受取人の指定がない場合の死亡保険金は相続人の固有財産であるとした事例(最高裁昭和48年6月29日判決)
この記事のポイント 争点:保険金受取人の指定がない場合に「被保険者の相続人に支払う」とする約款に基づく死亡保険金は、被保険者の遺産に含まれるのか? 結論:最高裁は、この約款の定めは保険金受取人を「相続人」と指定したのと同じであり、死亡保険... -
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死因贈与は遺言と同様に撤回できると判断した事例(最高裁昭和47年5月25日判決)
この記事のポイント 争点:死因贈与(贈与者が亡くなったときに効力が生じる贈与)は、遺言と同じように自由に撤回できるのか? 結論:最高裁は、遺言の撤回に関する民法1022条は「方式に関する部分を除いて」死因贈与にも準用されると判断した。 ポイント... -
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子の嫡出化のためだけの婚姻届は「婚姻意思なし」で無効と判断した事例(最高裁昭和44年10月31日判決)
この記事のポイント 争点: 子どもを嫡出子(法律上の夫婦の子)にするためだけに婚姻届を出した場合、その婚姻は有効か? 結論: 最高裁は、真に夫婦になる意思がなければ婚姻は無効と判断した。 判断基準: 「婚姻意思」とは、届出の合意だけでなく、社... -
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生前の財団設立手続だけでは遺言は撤回されないと判断した事例(最高裁昭和43年12月24日判決)
この記事のポイント 争点:遺言後に行った生前の財団設立手続は、遺言と「抵触」して遺言を撤回したことになるのか? 結論:裁判所は、生前処分の法律効果が確定的に生じていなければ、遺言との抵触は認められないと判断した。 ポイント:遺言と矛盾する行... -
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公正証書遺言で「口授」と「筆記・読み聞かせ」の順序が前後しても有効と判断した事例(最高裁昭和43年12月20日判決)
この記事のポイント 争点:公正証書遺言の作成手順で、口授(遺言者が内容を口頭で伝えること)と筆記・読み聞かせの順番が前後した場合、その遺言は有効か? 結論:最高裁判所は、手順の前後があっても遺言者の真意が確保されていれば、遺言は有効である... -
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「夫名義の預金」で親のローンを返済しても「寄与分」になると判断した事例(大阪高裁平成27年3月6日決定)
この記事のポイント 争点:親の借金を「相続人の夫名義」の預金から返済した場合、妻(相続人)の寄与分として認められるか? 結論:裁判所は、妻も働き家計を支えていた実態などを踏まえ、夫名義の支出であっても「妻の意思に基づく寄与」として約700万円...
