判例解説– category –
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【判例解説】非上場株式の評価で市場性がないことを理由とする減額(非流動性ディスカウント)を認めた事例(最高裁令和5年5月24日決定)
この記事のポイント 争点非上場株式の価格をDCF法で計算した際、その評価額から「売りにくさ(市場性のなさ)」を理由にさらに減額できるか? 結論裁判所は、評価の計算過程で市場性のなさが考慮されていなければ、減額(非流動性ディスカウント)できると... -
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【判例解説】共同相続人が相続不動産を長年独占的に使用しても時効取得しないとした事例(大阪高裁平成29年12月21日判決)
この記事のポイント 争点共同相続人の一人が、遺産である土地を長期間独占的に使用・管理し、収益も得ていた場合、時効で所有権を取得できるか? 結論裁判所は、他の相続人に無断でマンションを建設するなどの行為があっても、それだけでは「所有の意思」... -
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【判例解説】「とりあえず」で作った遺産分割協議書を有効と判断した事例(東京地裁平成28年10月19日判決)
この記事のポイント 争点「税金支払いのために形式的に作った(本当の合意ではない)」という遺産分割協議書は無効か? 結論裁判所は、弁護士同席のもと実印を用いた事実を重視し、協議書は有効と判断した。 ポイント「後で話し合えばいい」と安易に考えず... -
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【判例解説】遺産の多くが隠されていた遺産分割協議を無効とした事例(東京地裁平成27年4月22日判決)
この期日のポイント 争点一部の財産が隠された状態で行われた遺産分割協議は有効か? 結論裁判所は、重要な財産の認識に誤り(錯誤)があったとして、協議は「無効」であると判断した。 ポイント後々のトラブルを防ぐため、協議の前に「財産調査」を徹底し... -
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【判例解説】説明された寄与分や不動産の算定根拠に誤りがある遺産分割協議を有効とした事例(東京高裁平成28年5月17日判決)
この記事のポイント 争点遺産分割協議の成立後に、前提となる「不動産評価額」や「寄与分」の誤りを理由に協議の無効を主張できるか? 結論裁判所は、疑問があれば資料を求めて確認することが可能だったとして、錯誤(さくご)による無効を認めなかった。 ... -
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【判例解説】遺産分割調停の無効は「地方裁判所では」審理できないとした事例(東京高裁平成29年5月31日判決)
この記事のポイント 争点家庭裁判所で成立した調停に納得がいかない場合、「地方裁判所に」無効確認を訴えることは有効か? 結論裁判所は「地方裁判所にその権限はない」として、中身を審理せず訴えを却下(門前払い)した。 ポイント調停成立後に内容を覆... -
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【判例解説】無償返還届出書がある貸宅地を更地価格の6.5割で評価(東京地裁平成31年3月19日判決)
この記事ポイント 争点無償返還届出書が出ている土地の評価は、相続税評価額(80%)か、通常の貸宅地(約40%)か? 結論裁判所は、借地権と使用借権が混在する実態を考慮し「更地価格の6.5割」と判断した。 ポイント税務上の評価額と遺産分割の時価は異... -
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【判例解説】無償返還合意のある底地を更地価格の5割・6割で評価した事例(東京地裁平成25年12月25日判決)
この期日のポイント 争点「無償返還合意(将来ただで土地を返す約束)」がある場合、土地の評価は高くなるか? 結論裁判所は、税務上の基準(80%)や通常の借地評価を採用せず、更地価格の5割・6割と判断した。 ポイント税金の計算と遺産分割の時価は異な... -
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【判例解説】遺言で指定した受取人が先に亡くなった場合、原則として遺言は効力を失うとした事例(最高裁平成23年2月22日判決)
この記事のポイント 争点「〜に相続させる」と指定された人が先に亡くなった場合、その子供が代わりに遺言の権利を引き継げるか? 結論裁判所は、代襲させる意思を示す「特段の事情」がない限り、遺言は効力を失う(孫には引き継がれない)と判断した。 ポ...
